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自由吟
子や孫とパロデイー紡ぐ電話口
挨拶の後の土産に沸く笑顔 体重が減って物腰軽くなる 古釘もまっすぐ 亡父の道具箱 過去ひとつ捨てて今夜も屋台酒 景品に笑い袋を所望する 課題吟 「(奇数)割り切れぬ一つに味のある言葉」 「(嗚呼)嫌はイヤこうも頑固か 嗚呼親子」 「(砂)黙々と叱られた子の砂遊び」 「(破る)残り世は仮面を破りありのまま」 「(遊び)遊び場の許容決めてる妻の紐」 「(黙)黙祷も長いと不安 目を開ける」 「(散歩)バーゲンへ今日のコースも妻が決め」 |