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自由吟 まな板の鯉の故事すら今は死語 ストレスは吐けと教える犬の舌 政官へカッカと燃える唐辛子 愚痴の壺閉じて芝居は軽やかに 空き缶になっても高値貼っておく 窓閉めて我が家は今日も秋刀魚焼く 課題吟 「(バス)お任せと遊覧バスに日を預け」
「(バス)帰りまで命を託す登山バス」 「(匂う)これしきと再起の汗の匂う里」 「(匂う)ピチピチと黒潮匂う活け作り」 「(さすが)長老が味わい深い裏話」 「(尽くす)今日の日を笑い尽くして生きたいな」 「(手紙)日に三度読み返します子の手紙」 「(散る)放射能 住民散って影も無し」 |