自由吟
ふる里を問えば返事はみな故人
老いた今 家族の渦も遠くから
ぼんやりの気儘諫める句読点
老人と思った先生まだ元気
五分経ち初期化されたかまた鼾
見えるもの自分に問うて一行詩
課題吟
「(記憶)永年の汗の記憶に残る駅」
「(青)悔いあまた未だ悟れぬ青い尻」
「(青)初心とは胸の内なる青畳」
「(草)都市砂漠 路傍のみどり生きてます」
「(草)風任せ行く先問わぬ草の種」
「(経験)経験を積んでロボット進化する」
「(経験)ピンチには経験ひとつ顔を出す」