小判鮫の唄(S23)
詩:高橋掬太郎 曲:大村能章
       唄:小畑 実
 
1. かけた情けが 偽りならば
  なんで濡れよか 男の胸が
  かつら下地に 灯火ゆれて
  いつか浮名の こぼれ紅
 
2. 好きと言おうか 嫌いと言おうか
  嘘と真は 両花道よ
  あだな夜風に また騙されて
  ほろり落とした 舞扇
 
3. 誰の涙か ふたひらみひら
  回り舞台に 散る花びらよ
  恋はひとすじ 命をかけて
  なんの怖かろ 小判鮫
 
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