夢淡き東京(S22)
 詞:サトウ・ハチロウ 曲:古関裕而
           唄:藤山一郎
 
1. 柳青める日 燕が銀座を飛ぶ日
  誰を待つ心 かわいいガラス窓
  霞むは春の 青空か あの屋根は
  輝く聖路加か はるかに朝の 虹も出た
  誰を待つ心 淡き夢の街 東京
 
2. 橋にもたれつつ 二人は何を語る
  川の流れにと 嘆きを聞きたまえ
  懐かし岸に 聞こえ来る あの音は
  昔の三味の音か 遠く踊る 影一つ
  川の流れさえ 淡き夢の街 東京
 
3. 悩み忘れんと 貧しき人は歌い
  狭い路地裏に 夜風はすすり泣く
  小雨が路に そぼ降れば あの灯り
  潤みて悩ましく 哀れはいつか 雨に解け
  狭い路地裏も 淡き夢の街 東京
 
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