明治一代女
(S10)
詞:藤田まさと 曲:大村能章
唄:新橋喜代三
1. 浮いた浮いたと 浜町河岸に
浮かれ柳の 恥ずかしや
人目忍んで 小舟を出せば
すねた夜風が 邪魔をする
2. 恨みますまい この世のことは
仕掛け花火に 似た命
燃えて散るまに 舞台が変わる
まして女は なお更に
3. 意地も人情も 浮世にゃ勝てぬ
みんな儚い 水の泡
泣いちゃならぬと 言いつつ泣いて
月にくずれる 影法師
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